「やはり教育と社会は両輪であり、社会を変えたければ教育も同時に変えないといけない」
冒険の書(孫泰造著)日経BPより
日本の学校教育に警鐘を鳴らした一冊です。
この本の中で「アンラーニング」という言葉が何度も登場しています。
自分が身に着けてきた価値観や常識などをいったん捨て去り
改めて根本から問い直し、その上で新たな学びに取り組みすべてを組み替える「学びほぐし」の態度のことです。
コロナが騒がれ始めた頃
「やっと課題が山積している学校教育を見直すチャンスがきた!」と思いました。
これまで当たり前だと思ってきたことに大きな歪がでてきているから
それを社会全体で見直しなさい、という時代の節目なのだと思っていました。
しかし実際はコロナの収束に合わせて
学校体制のほとんどが元に戻っていきました。
教育現場は子どもを思う人たちの集まりです。
ではどうして子どもに関する社会問題は依然として深刻で
こんなにも学校教育は時代に合わないままなのか。
教育関係者にこそ、この本を読んでもらいたい、と思っていたら
「AI時代の未来を切り拓く力とは」と題した
孫泰造氏のオンラインセインナーが昨年開催されたという記事を見つけました。
ライブスティック代表取締役CEO水野雄介氏と
200人以上の自治体や教育委員会や教員などの教育関係者が参加し
未来の学びについて探求する時間を共有したそうです。
多くの教育関係者が参加したということなのだから
子どもたちが生きやすい社会へ、ひいては大人の生きやすい社会へ繋がるといいな。
「アンラーニング」という言葉を耳にすることもなく、その気配を少しも感じることのないまま教育現場を後にしたけれど。
孫泰造さんのオンラインセミナー。
職場にそんな案内来たっけなぁ…🤔