「パパー!ここがあいてるよー!ねーねー!パパー!」
駐輪所で見かけた2歳くらいの女の子が
駐輪する場所を探しているお父さんに向かって
一生懸命に呼びかけていました。
お父さんは「はいはい」と返事をしながらも
別の場所に駐輪していましたが
それでも尚、女の子は短い腕をめいっぱい広げて
自分が見つけた場所を確保しています。
真っ赤な顔で「パパー!」を連呼する女の子の表情は
真剣そのものでした。
パパがこまらないように。
パパがあんしんできるように。
パパがよろこんでくれるように。
このように私たち大人も
子どもたちから
無償の愛を日々注いでもらっています。
たとえ子どもが小学生や中学生に成長したとしても
その愛は形を変えながら
私たちに注がれ続けています。
仕事や家事を抱えながら
毎日毎日休みなく
子どもと関わり続けている
おうちの方や先生方が
安心して子育てや教育ができる
あたたかで寛容な社会こそが
その健気な愛を受け止める感性を育んでいきます。
もっともっと
色んな立場や地域の人たちが
子どもと関わる人たちに
あたたかな眼差しを送ることのできる社会になりますように。