子育て

子どもとSNS

近年、子どもの命を脅かすツールとなっていることを受けて
「SNSが若者に与える悪影響について」
意見を聞く公聴会が1月にアメリカで開かれました。

日本にSNSが普及してから20数年。

私も我が子が小さかった時に
「いつスマホを持たせるのか」という葛藤や
「持たせた後のルールをどのようにするのか」という悩みや

持たせたら持たせたで
想像もしないような使い方をしていて、驚いたり慌てたりと
親として、散々頭を抱えてきました。


学校に勤めてきた過去を振り返っても
スマホは親が持たせているのだから
使い方に問題があったら当然親の責任だという話になるのですが
それでは何の解決にも至りませんでした。

SNSという存在は
「責任の所在をどこにするのか」
という問題を、家庭と学校間でグルグルと回している状態でした。

SNS各社が労力と時間と予算をかけ
改良を重ねながら最先端を走り続けるこのシステムを乗り越えながら
今も尚、世界中で心淋しい人たちが悪用している。

教育現場では
携帯会社の担当者や
警察のサイバー犯罪担当者が
レクチャーすることも増えてはきましたが
それでも親や学校が子どもを守るには限界があるのです。



さて、話は戻り
公聴会ではSNS各社が激しい言葉で問い詰められていました。
よかれと提供したサービスが
結果的に人の健康や命にかかわってしまっている。

加えて最近では
SNS上で著名人を語った詐欺事件が報じられ
問題は次々とでてきています。

私たちは本当に大変な時代を生きていますが
SNSに限らず、便利なものを手にした時には
常に大人の想像力を働かせて使う。

その淡々とした姿が
子どもたちへ何よりのメッセージになると感じています。