兵庫県知事のパワハラ等が記載された告発文に対して、第三者委員会を設置せず、知事自ら通告者探しを行ったという「公益通報」の扱いが、大きな問題になっています。
この扱いによって、告発者の大切な命が失われたことを考えると、どの自治体も兵庫県と同じ状態となっていないのかを見直す機会であることは間違いありません。
私も過去に勤務していた某自治体に公益通報をしたことがあります。
長くなるので詳しくは書きませんが、その自治体のシステムに大きな問題があり、本来受け取れるはずの2か月分の住宅手当が出なかった私以外にも「給料自体が出なかったことがある」などの扱いをされている職員が複数いらっしゃったので、公益通報に至りました。
しかし送られてきた回答書を開いてみると、自治体側にはひとつも否がなく、すべてがこちら側のミスだという、実に冷たく短い内容でした。
いくらでも追及できる点はありましたが、もう時間も労力ももったいないと感じてしまい、それ以上追及することをやめました。
そんな経緯もあるので、今回の問題を通して、全国の公益通報が本当に正常に機能しているのかは甚だ疑わしいのです。
一方、兵庫県知事に対するマスコミの報道の仕方にも疑問が膨らんでいます。
すっかり過熱した報道で、冷静さや客観性を失っているようです。
兵庫県知事も、自治体職員も、マスコミの人たちも、きちんと教育を受けてきたはずの昔の子どもたち。彼らの親御さんや元担任の先生方は、今の彼らを見てどう感じているのかな。
果たしてこれまでの子育てや教育で本当によかったのか、ぜひ関係者に問いたいところです。
「大人になったら、すべて本人の責任です」と言ってしまえば、何でもそれで片づけられてしまう。
うーん、子育てや教育って何のためにするのでしょう🤔