健康

e-ヘルスネット

厚生労働省の「e-ヘルスネット」では睡眠不足や睡眠障害の子どもへの大きな影響ついて触れているので、少し抜粋します。

●子供の生活の夜型化

現代社会が24時間化するとともに生活は夜型化し、睡眠時間は減少する傾向にあります。こうした社会的環境の変化は、子どもの生活にも影響を与えています。

財団法人日本小児保健協会が実施した調査によると、「夜10時以降に就寝する子ども」の割合は、1歳6ヶ月・2歳・3歳で半数を超えており、子どもの生活時間の夜型化の実態が明らかになってきました。これは10年20年前に比べて、顕著に増加しています。また小・中・高校と学年が進むにつれて就床時刻が遅くなること、睡眠時間が少なくなり「睡眠不足を感じている児童生徒」の割合が増加していることなどが示されています。

厚生労働省による21世紀出生児縦断調査では、2歳6ヶ月の児童に対する睡眠習慣に関する質問が設定されています。これによると大都市部に居住する幼児は郡部に居住する幼児に比べて、就寝時刻と起床時刻が遅い傾向にあることが示されました。

●睡眠不足の子どもたち

睡眠不足は、成長の遅れや食欲不振・注意や集中力の低下・眠気・易疲労感などをもたらします。子どもの場合、眠気をうまく意識することができずに、イライラ・多動・衝動行為などとしてみられることも少なくありません。また睡眠不足は将来の肥満の危険因子になることも示されています。適切な睡眠習慣と健康に関する知識を、学校教育として行っていく、あるいは社会全体に啓発活動を行うなどのことが必要です。

実際学校では、養護教諭(保健の先生)が資料を作り、職員会議などで伝達しておしまい。

はい!次は保護者対応、授業の準備、学年打ち合わせ、研究授業、交換授業、校内研修、校外研修、職員作業、教育委員会や文科省からおりてきたアンケートや書類の作成…

目の前のことで精一杯で「睡眠(健康)」とじっくり向き合う余裕は微塵もありません。


日本の働き世代では6時間未満の睡眠を続けている人が山ほどいて、学校の先生も例外ではありません。
「睡眠不足=飲酒状態」とも言われる中、酔っ払っている状態で子どもたちと向き合っています。


そんな子どもたちも、睡眠不足という酔っ払い状態。
どんなに質のいい知識や技術を身に付けようとしても、身に付かないどころか益々健康を失っていってしまう。


健康や命に関する資料やデータを見るたびに
これらは教育に、どのように活用されているのだろうと、いつも不思議に思うのです。