教育

教育委員会のYouTube配信

ある教育委員会が、保護者や地域の方々に向けて「教員の働き方改革」の協力依頼をしています。

もちろんメール配信やプリント配布で、同じ依頼をしている学校や教育委員会は多いのですが

この教育委員会が一歩前進していると感じたのは、上記に加えてYouTube配信をして全国にまで発信しているという点です。

これに追随する自治体がどんどん出てきてほしい。
それ以前に、この教育委員会を援護するのは文部科学省の役目なのに
優先順位がよくわからないまま、健康を置き去りにしている教育(と言えるのか?)を進めているところに、大きな疑問を抱えています。

本来は援護という形でなく、先頭に立って教育現場の働き方改革を真剣に進めていく立場でしょう😓




教員の勤務時間終了17時以降は電話を控えてほしいとか、校外の子どものトラブルは基本的に学校ではなく、警察などに連絡してほしいとか…
この教育委員会の協力依頼は、至極当然の内容ばかりなのですが、時代とともに学校が何でも屋さんになってしまった皺寄せが、子どもたちにきています。


「子どもたちのためには、教員の働き方改革が必要なのです。どうか保護者の皆さま、地域の皆さまにご協力をお願い申し上げます」

今回の配信に至るまで、教育委員会は相当の覚悟と勇気が必要だったはず。
数人の教育委員会の方々が深々と頭を下げている動画配信を見て、大きなエールを送りたくなりました。

みんながみんな、行動にまで及ばなくてもいい。

子どもたちの笑顔に向けて、たとえ少しでも心が動く人が増えていきますように。