大人が子どもと関わる時には、常に2つの軸を持つことが大切です。
①時間軸
今の子どもは未来の大人であり、今の大人は昔の子どもである。常にそれを踏まえて時間の流れを意識しながら系統性をもって考えること。
②エリア軸
子どもが過ごす家庭や学校は、広い世界や社会の中のほんの一点に過ぎません。子どもの成長に影響するエリアは果てしなく広いため、常に世界や社会と関連付けて考えること。
学校を例に挙げると『先生が子どもの現状だけを切り取って考えることや、学校の中の様子だけを切り取って考えることをしてはいけない』ということ。
つまり、「今」とか「ここ」だけで考えては危険であるということです。
また、教育者としての専門性を磨いていると思っていたら、実は井の中の蛙だったというのはよくある話。
教師としての自信や誇りと同様、「これまでいいと思っていたことは、本当にそうかな?」という客観性を併せ持つことは欠かせません。
これらは子育てをする親御さんにも同じことが言えます。
自分が生み育ててきたのだから我が子のすべてを知っているんだ、という驕りが大切な我が子の幸せを奪っていくかもしれません。
子育てや教育に於いて、子ども一人ひとりの「時間軸・エリア軸」という2つの長い線を、互いに織り重ねながら考えていくことは必須です。
この4月から地方団体、NPO団体、自治体職員、住職、医療従事者、大学教授、経営者、フリーランス…など幅広い立場の実情・事情・おもいを知る機会をいただきました。
そこから、子育てや教育のヒントをたくさん学ばせてもらいました。
もちろんまだまだ勉強すべきことはありますが、少なくともずっと教育現場にいる状態では学ぶことができないことばかりでした。
その上で改めて「時間軸・エリア軸」の大切さを感じているところです😌